身体のかたい人のマシントレーニングは効果があるか?
今回は、身体のかたい人はなぜマシントレーニングをしない方がいいかを書いていきます。
最初に、マシントレーニングの特徴を説明しておきます。
マシントレーニングは、身体がある程度固定されるので、狙った筋肉に負荷をかけやすく、ウエイトも簡単に変えることができるので、簡単に行えるという特徴があります。
マシンも上手に使えば、筋肉をつけるのに非常にいいものです。
しかし使い方を間違えると大変です。簡単に筋肉に刺激が入るので、どんどん負荷を上げて、部分的な筋肥大ばかりで、全体のバランスがとれず、動きが悪くなったり、身体がかたくなってしまう人がたくさんいます。
ここで身体のかたい人のタイプと、なぜマシントレーニングがよくないのかを説明していこうと思います。
まず、身体のかたい人には2つのタイプがあって、1つ目は、筋肉がかたくて伸び縮みできず、可動域が狭くなってしまう人。
2つ目は、動作をするときに力を適度に抜くことができず、筋肉がかたまったまま動作を行おうとするタイプの人です。(筋肉は力が入ると縮むので、力が入ったままだと運動連鎖をしにくくなり、ボールにパワーを伝えずらくなる)
1つめのタイプの人は、マシントレーニングに限らず、大きな負荷をかけるトレーニング自体をあまりやらないほうがいいと思います。
なぜなら、トレーニングで効果をだすために、可動域を大きく使って筋肉を伸び縮みさせたいのに狭い範囲での動きの繰り返しになってしまうので、筋肉の付き方が偏ってしまい、バランスが悪くなり、身体を自在にあやつりずらくなってしまいます。
正しい知識とテクニックがあれば、身体がかたい人もトレーニングで効果を出すことができますし、マシントレーニングもやり方次第ではいいトレーニングになると思います。(正しい知識をもっている人は、身体のかたい人にマシントレーニングはあまりさせないと思いますが...)
このタイプの人はストレッチを中心に、筋肉を緩めて伸び縮みさせるような動きを行いながら、軽めのダンベルなどを使って、少しずつ負荷をかけていくようにすると柔軟性を上げていくことができます。
ある程度の柔軟性があってそこから筋力アップのトレーニングやマシントレーニングをすることによって、スイングを良くしたり、飛距離を伸ばすことができるのです。
2つ目のタイプの人は、筋肉の柔軟性はあるので、力をうまく抜いて動作を行えるようにするトレーニングが必要になります。
マシントレーニングだと、狙った部位に力を入れる事はやりやすいのですが、それでは適度な力加減や、他の筋肉をうまく使って連動させるにはむしろやりずらくなってしまいます。
このタイプの人は、ダンベルやバーベルなどを使った全身を使ってパワーを出すトレーニングを行うほうがいいと思います。もちろん負荷をかけずに自重でも十分です。
私は、マシントレーニングがダメといっているのではなく、あまりにも単純に
飛ばすためのトレーニング=ジムでマシントレーニング
みたいな人が多く、結果けがをしたり、逆に飛距離が落ちてしまった人を結構見ています。
そうならないためにも目的や、自分の身体の状態を見極めて、パフォーマンスを上げるために何をすればいいかを考えてトレーニングをしていけば、求める結果に近づいていくと思います。
いいトレーニングをして、美しいスイングと飛距離を手に入れましょう❗️❗️❗️