美しいスイングの為のトレーニングは何がいいか?
今回は、どんなトレーニングが実際に飛距離アップや、美しいスイングにつながるか書いていきたいと思います。
トレーニングには色々な種類があります。筋肥大をさせるトレーニング、柔軟性を良くするトレーニング持久力をつけるトレーニング、瞬発力をつけるトレーニングなど種類は様々です。
どのトレーニングをすれば求める効果を出すことが出来るかは目的によって変わってきます。
例えば、今現在のその人の持っている筋力を最大に発揮したときの飛距離を伸ばそうと思ったら、筋肉の量を増やす事が必要になるので、筋肥大トレーニング(負荷をかけたトレーニング)が必要になります。
スピードを出す上でのパワーは、筋肉の量に比例するからです。(あくまでも持っている筋力を発揮できる前提で)
しかし、このトレーニングは正しいスイングができていて、スイングの中に連動性がある人じゃないと、逆に飛距離が出なくなる事があります。
これは、筋肥大トレーニングの特性にあります。筋肥大トレーニングは、いかに狙った筋肉に負荷をかけるかがポイントになるので、スポーツ動作のような反動を使ったり、色々な筋肉をまとめて使うなどの動きはあまり効果をださなくなるからです。
前回お話ししたマシントレーニングも同じになります。
この特性により、筋肥大トレーニングをしすぎたために、動きが悪くなったり、飛距離が落ちるなどの現象が起きたりします。
筋肥大トレーニングはそれだけを行なっていると逆効果になる可能性があるということです。
しかし、多くのプロスポーツ選手は、ほぼ全員このもトレーニングを行っているか、過去に行っていた人がほとんどです。自分の能力を高めていく上で、特にプロの世界では必ず必要なトレーニングになっています。
しかし、スイングや連動性がある程度できていないアマチュアのゴルファーのかたは、筋肥大トレーニングよりも、他のトレーニングをする事をお勧めします。
筋肥大トレーニングをどうしてもしたい場合は、今からお話するトレーニングと平行して行えば、飛距離を落とさず、スイングもよくなっていくと思います。
飛距離アップと美しいスイングを作るトレーニングは、動作を複合させたトレーニングです。
このトレーニングは、ウエイトを全身を使って、動かしていくトレーニングの事を指し、いかに身体全部を使い、連動させられるかに重点を置いたトレーニングになります。
このトレーニングは、一見凄く難しく、上級者向けのトレーニングに感じますが、やり方を間違えなければ問題ありません。
最初から一気に重いウエイトなどを使ったら怪我をしたり、フォームが正しくないと効果は減ってしまいますので、まずはウエイト無しでゆっくりフォームを確認しながら行っていけば、怪我の心配もありません。
動作を複合させたトレーニングを行う事によって、連動性と柔軟性を同時に高める事ができます。
身体がかたくても、力の入れどころと抜きどころが上手くできている人は、動きに柔らかさを出す事ができます。逆に、これができない人は、身体が柔らかくても、動きがかたく見えます。
このトレーニングによって、動きの柔らかさを出す事ができるようになるのです。
このトレーニングのやり方を次回から説明していきたいと思いますので、引き続きよろしくお願いいたします。